1500万人が登録!スポットワーカー市場が急拡大中…サービス分野の人出不足が追い風に
人手不足が深刻になるなか、短時間、短期間に好きな場所やさまざまな職種を選んで働き、継続した雇用関係を持たない「スポットワーカー」が急増している。
スポットワークは、雇用契約を結ばない“ギグワーク”と、短期雇用契約を結ぶ“単発バイト”の2種類に分類される。
一昨年2月に設立されたスポットワーク協会(米田光宏代表理事)によると、タイミー、ツナグなど加盟5社の登録会員数は1500万人を超えるといわれる。業界最大手のタイミーの登録者数は、今年2月で700万人を超えている。
「2021年と比較し3.1倍に拡大し、事業者数は9万8000社、23万拠点の事業所でタイミーが導入されています。また、事業者がタイミー上で募集した人数(全業種合計)は、21年比較で約8倍に伸びています」(同社広報部)
コロナ後の経済活動の正常化が進み、外国人旅行者の増加などで宿泊や飲食など、サービス分野の人手不足がスキマバイトの働き手の需要増につながっているのだ。
「ホテル、旅館、農業、介護、ブライダル・葬祭、レンタカー、ドラッグストアなど新しい業界での利用が大きく拡大しています」(前出の広報部担当者)