中国の内情に日本の関東軍が食い込んだ背景
山田純三郎はその不安を確かめなかった。孫文が共産党に近づくことには賛成ではなかったが、それを口にするほどの関係ではなかった。孫文さんがソ連にうまく利用されなければと自らに小声で呟くしかなかったのだ。そして孫文をここまで追い込んだのは、日本政府の二十一箇条要求から始まる強圧的な態…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,090文字/全文1,230文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】