自民党の正体見たり!衆院補選“逃げるが勝ち”作戦の姑息 麻生副総裁「戦う覚悟」はどこへ?
■「全敗」より「不戦敗」の方が傷が浅くて済む?
こうしたことから、党内では候補擁立を断念するべきとの声も出ていると報じられた。
「全敗」して政権に対するダメージがさらに増すのであれば、「不戦敗」の方がまだ傷が浅くて済む──といった思惑のようだが、SNS上ではこんな冷ややかな投稿がみられる。
《自民党は戦うよりも逃げるが勝ちということか。戦術としてはありかもしれないが汚いな》
《自民党はいつも戦えと言っているのではないか。でも、いざとなったら逃げるのね》
《負けるが勝ちと考える自民党。例の「戦う覚悟」はどうした?》
「戦う覚悟」とは、自民党の麻生太郎副総裁(83)が昨年8月に台湾を外遊した際、講演会で台湾有事などを念頭に発言した言葉だ。麻生氏は同4月に福岡市で行った講演会でも、「戦える自衛隊に変えていかないとわれわれの存立が危なくなる」と言っていた。
岸田政権が5年間で総額43兆円もの防衛予算を組むことを決め、米国から武器を爆買いしているのも、国内外に「戦う覚悟」を示すのが狙いだったのではないのか。ふだんは勇ましい事を言って拳を振り上げながら、いざとなったらスタコラサッサとは……。
選挙と戦争は全くの別物とはいえ、自民党の正体見たりではないか。