保阪正康
著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

子どもを人間爆弾にしようとした帝国軍人の精神性

公開日: 更新日:
中学校生徒の軍事教練の様子(撮影、昭和15年)/(C)共同通信社

 いくら国家総力戦といっても、まだ15、16歳以下の年齢層の子どもに、「神風が吹くから、必ず日本は勝つ」とか「天皇陛下は神である。君らは神に命を捧げよ」などの教育を行っていいのだろうか。あるいは本土決戦により、アメリカ軍が上陸してきたら「一億国民総特攻」などと称して、国民学校上級…

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【連載】保阪正康 日本史縦横無尽

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