だから世耕弘成氏は嫌われる…「裏金」参考人招致でも冗舌、企業・団体献金には“ド正論”連発の厚顔
とりわけ冗舌だったのは企業・団体献金についてだ。自民は「透明化」という詭弁を弄して死守の構えの中、「個人の考え方を申し上げますと、政治資金規正法の趣旨は企業献金はダメだという姿勢」と主張。「無所属の立場では個人献金にするのがいい。若いころから企業献金はもらわないようにしてきまして、今回の事態を受けてこの姿勢を貫いていきたい」などと、ド正論を吐いた。
■圧巻の資金力
世耕氏の資金管理団体「紀成会」の政治資金収支報告書によると、23年までの3年間で集めた個人献金は約2.4億円。圧巻の資金力を誇るだけに言いたい放題だ。「小物界の大物」と揶揄されるわけである。
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世耕氏の参考人招致に対し、自民党内からは、ほとんど異論が出なかったという。 まさか全会一致で参考人招致が可決されるとは、本人も思っていなかった?●関連記事【もっと読む】『世耕弘成氏「参考人招致」まさかの全会一致で可決…参院のドンから転落した“嫌われ者”の末路』で詳報している。