CAの使用中エプロンを機内で盗み逮捕…“制服フェチ男”一流ピアニストのひそかな楽しみ
4月、ANAから「エプロンが複数盗まれている」と相談があり、東京空港署が捜査していた。
調べに対し、「これまでにも数十回盗んでいる。6月にもANAの機内でエプロンを盗んだ」と話していることから、間違いなく常習犯だ。
山梨県韮崎市出身の斉藤容疑者は4歳からピアノを始め、小学校1年ですでに作曲を学んでいた。東京芸大付属高を経て東京芸大に進学。卒業と同時に渡仏し、パリ国立高等音楽院修士課程を最高成績で卒業した。19歳だった2009年にはチャイコフスキー、ショパンコンクールに並ぶ世界的に有名な若き音楽家の登竜門「ロン・ティボー国際音楽コンクール(パリ)」で特別賞を受賞。16年には「マッサローザ国際ピアノコンクール」で第1位に輝くなど華麗な経歴の持ち主だ。
山梨の地元紙によると、「公演前は気合が入りすぎて鼻血が出ることもある熱血ピアニスト」だそうだが、エプロンや制服のにおいを嗅いだり、着用して興奮を覚えていたのだろうか。
いずれにせよ、斉藤容疑者が奏でる繊細なピアノの音色を聴いて心を癒やされていたファンは、複雑な心境だろう。