西日本最大級のストリップ劇場が摘発…背景にある過激ショーとインバウンドの“イケナイ関係”
■女性器をライトで照らす演出
今年4月、府警に「違法なショーをやっていいのか」という情報提供があり、内偵捜査を続けていた。
「店舗型性風俗特殊営業の届け出をしているので、衣服を脱いで踊るだけなら問題ありません。女性器を露出するなど、秩序を逸脱したため、公然わいせつにあたると判断した。ステージの上下には照明器具が設置され、照明係が踊り子の女性器に長時間、ライトを当てていました」(捜査関係者)
同劇場は129席と国内トップクラスの広さと設備を誇る。年間売り上げは約2億6000万円で、近年は外国人観光客の姿も目立つという。
「派手な演出や女性器をあらわにする違法行為が公然と行われ、それを目当てに外国人観光客が訪れるなど、観光地化しています。インバウンドが拡大する中、外国人の間で『大阪のストリップ劇場に行けば、女性器が見られる』という情報が広がり、さらに外国人観光客が増えるのを懸念しています。通報があり、違法行為が認められたことから、検挙に踏み切りました」(捜査関係者)
同劇場のHPには<日本のストリップは独自の進化を遂げた大衆娯楽です>と記されている。