センバツ近畿代表・履正社の監督に聞いた「関西中学球児事情」

公開日: 更新日:

 26日登場する履正社(大阪)は4年連続出場。レベルの高い関西地区でコンスタントに結果を出し続けている。大阪といえばボーイズリーグをはじめとする硬式野球の盛んな地域。トップレベルの中学生が全国各地に散らばる草刈り場の実態を、就任27年目を迎える岡田龍生監督(52)に聞いた。

■「確率と経済的負担」

――大阪はまさに“草刈り場”ですね。

「たしかに、大阪の子は、断トツで府外に出て行くんですわ。東京の子は他県にはほとんど出て行かない。地方の子も、地元意識が強くて公立志向が強いと思います。これはもう、大阪の気質でしょうね。甲子園が身近にあって、どの学校が甲子園に出られる確率が高いかを考えて学校を選ぶという。高校の数が多い大阪では7回、8回勝たないといけないですが、一方で5回くらい勝てば甲子園に行ける県もある。高校の数が少ない方が甲子園に出やすい。あとは、特待生として、学費、寮費が学校持ちで、経済面で負担が少ないから府外へ行くという傾向が強かったと思いますね」

――履正社は寮がなく、地方から来た子は学校の近くで下宿していると聞きました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末