ドーム騒然…打順に“大なた”原監督の胸中とナインの憂うつ

公開日: 更新日:

「きょうのスタメンを見たらビックリしますよ」
 30日の試合前、チーム関係者が苦笑交じりにこう言っていた通り、球場アナウンスが流れるや、スタンドからはざわめきが起こった。

 前日の2戦目まで3番を打っていた長野が1番に上がり、7番のアンダーソンが3番、6番のロペスが5番に昇格。代わって5番の阿部が6番に降格し、1番の坂本はなんと7番にまで下げられたのだ。

 開幕3戦目でいきなり大なたを振るうように、原監督が打順を大幅に変更。これが17安打12得点と見事にはまり、「コンパクトに振ることができている。続けていくことが大事」と指揮官はご満悦だったが、対照的に坂本は「(何番でも)やることは一緒ですから」と硬い表情だった。

 巨人は開幕戦で12-4と大勝。球団史上初となる開幕戦での先発全員安打のオマケがつく、14安打と打ちまくった。3-5で敗れた2戦目も16安打。開幕カードで3試合計47安打と阪神投手陣をメッタメタにしながら、原監督はこうも言った。

「まだまだ完成型ではない。流れのいい打線とはどういうものか。高いところを見ていく。これまでもみなさんの前で言っている通り。キャンプ、オープン戦でも言っている。改めて言う必要はないでしょう」

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