メジャー4勝目のマキロイ 絶好調の“活力源”は「新しい恋人」
ローリー・マキロイ(25=英国)が強い。7月の全英オープンから3戦全勝し、全米プロに勝ってメジャー2連勝。25歳3カ月でのメジャー通算4勝は近代ゴルフになってT・ウッズ、J・ニクラスに次ぐ史上3番目の若さだ。
昨年は用具契約を変更したことで不振にあえぎ、未勝利に終わったものの、交際中だった女子プロテニスのキャロライン・ウォズニアッキ(24)との婚約を今年1月に発表するなど、私生活は順調だった。ところが挙式直前の5月になって突然婚約を破棄し、世間を驚かせた。
さぞかし傷心かと思われたが、ウォズニアッキと別れるとゴルフ成績は上向き、直後のBMW選手権で今季初勝利を挙げると、7月の全英オープンから3連勝と絶好調。世界ランク1位にも返り咲いた。
マキロイも「僕にとって(彼女との別れは)プラスに作用した。ゴルフ練習にかける時間が長くなり、集中力が高まった」と答えている。
確かにここ8週間で筋肉がついてひと回り大きくなり、それが飛距離アップにつながった。全米プロでのドライバー飛距離315.6ヤードは出場選手中1位(平均287.4ヤード)、フェアウエーキープ率73.21%(同10位タイ、平均65.37%)が勝利に貢献したのは間違いない。