中日ドラ1野村亮介を育てた県4強“スパルタ父”の英才教育
中日1位指名の野村亮介投手(21)は、187センチの長身から繰り出す最速149キロの直球と鋭く落ちるフォークが武器。父・浩司さん(48)は178センチ、母・友美代さん(47)は164センチ、長兄・悠次さん(25)は178センチ、次兄・健次さん(23)は181センチの長身一家だ。
両親は22歳と21歳の時に結婚。静岡市清水区の浩司さんの生家でもある2階建ての一軒家に、一時は曽祖母、祖父、祖母の4世代で暮らしていたこともある。
「体を動かすことが好きだから」と浩司さんはトラックの運転手として家族を養った。勤続20年を超えるベテランドライバーは、関東や遠くは九州まで行くこともある。
野村家は「おめでた」続きだ。三男が中日からドラフト1位指名を受けた快挙に続き、悠次さんと健次さんは共に来年、挙式予定。健次さんは去る7日に入籍し、隣家で新婚生活を送ることになっている。
清水といえばサッカーで有名な町。悠次さんは友達と一緒にサッカーを始めたが、健次さんは野球をやった。サッカーどころでなぜ野球なのか。野村は2歳上の兄の背中を追った。友美代さんが言う。