中日ドラ1野村亮介を育てた県4強“スパルタ父”の英才教育

公開日: 更新日:

「2番目の兄と一緒に毎日夕方の5時から練習しました。例えば夜の10時からトラックを運転し、夜中の3時から朝の8時まで仮眠を取ってから荷物を目的地に運び、夕方には清水に戻ってくる。そうすれば息子たちと練習ができる。睡眠時間は短くても、私が楽しみにしていて、付き合ってもらっていたようなものなんです。でも、場所が九州とかなら、すぐには帰れない。私との練習は休みになるから、2人とも喜んでいました」

 子供たちが喜ぶのも無理はなかった。やんちゃな男の子が3人。言うことを聞かなければ、容赦なく浩司さんの“鉄拳”が飛んできた。「昔ながらの人間なんで」と浩司さんが厳しくしつけたおかげで、マウンド上で動じない投手に成長した。しかし、厳しいのはそれだけではなかった。

「客観的に見ても、他の子たちと比べて亮介の実力は抜けていた。だから、特に厳しく接しました。キャッチボールの相手をしていて、構えたところにこなければ捕らないんです。後ろに抜けてしまったボールは亮介が拾いに行く。小学生だから、ふてくされますが、このおかげかは分かりませんが、コントロールは良かった。四球もボール球も少ないので、亮介が投げる試合は早く終わりました」(浩司さん)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議