JGTOの“お粗末”規定変更で松山英樹が来季見られない?
「ダンロップ・フェニックス」(宮崎・フェニックスCC=7027ヤード・パー71)の2日目は、松山英樹(22)が10アンダーで単独首位。松山と同組のジョーダン・スピース(21・米国)が、1打差9アンダーで2位タイにつけた。
日本人4人目の米ツアー優勝を遂げた松山にとって、日本ツアーは4カ月ぶり2試合目。ところが「これでは足りない」(ツアー関係者)と、出場試合数が大問題になっている。
日本ゴルフツアー機構(JGTO)は今年から長期シード選手に対して出場義務試合数を3から5に引き上げ、クリアできなかった場合、来季の出場資格を停止すると変更した。米ツアーを主戦場にする松山や石川遼を日本ツアーに出場させて、観客動員数をアップさせるのが狙い。もちろん、スポンサー対策でもある。
国内ツアーは残り2試合。松山の試合数は規定に届かず、来季の出場資格停止は必至だ。
「松山選手とJGTO海老沢会長の間で、打開策が話し合われる予定でした。行われたか行われなかったかは言えませんが、何の進展もなかったのは事実です。シーズン終了後に開かれる懲戒・制裁委員会で、松山選手の処分が決定します。5年シードのうちの来年1年間だけの資格停止になります。推薦があれば、国内でも6試合まで出場できます(それ以上は規定で出場できない)。日本で松山選手のプレーが見られないということではありません」(JGTO広報)