グリーンの傾斜は足裏で感じる
先週の「カシオワールドオープン」は、最終組のひとつ前からスタートした片山晋呉が、8バーディー、1ボギーの65をマークして通算17アンダーとし、逆転で今季初勝利を飾った。圧巻だったのは12番からの4連続バーディー。これで優勝争いから一気に抜け出し、ツアー通算28勝目を手に入れた。
最終日の片山選手は、ショットもさることながら、見事だったのがパッティング。ショートパットだけでなく、ロングパットでもグリーンの傾斜を読み切り、ライン(方向)と距離感がピタッと合っていたのである。
さて、この片山プロのパッティング。正確無比なストロークを真似することはできないが、グリーンの傾斜を読むスキル(技術)を高めることは可能だ。では、どこをどう意識すればグリーンの傾斜を正確に読めるようになるのか?
グリーンの傾斜は目で確認するのが一般的だが、実はもうひとつ方法がある。世界ランク2位のアダム・スコットも実践しているシステム、「エイムポイント・エクスプレス」では、目ではなく足裏感覚で傾斜を感じ取ることを指導している。