グリーンの傾斜は足裏で感じる
具体的に言うと、ボールの真後ろに立ち、左右の足裏で地面がどれだけ左右に傾いているかをチェックする。そして、その感覚をライン決めに活用するのである。
私は1カ月ほど前、この「エイムポイント・エクスプレス」のレクチャーを受けたが、確かに、グリーン上の傾斜は目で見た時と、足裏で感じた時とでは一致しないことがある。そして、実際にボールを転がしてみると、目で見て決めたラインよりも、足裏で感じた傾斜に従って決めたラインで打った時の方が、傾斜の読み違えがなく、ボールはカップインする方向に転がるのだ。
グリーン上の傾斜を読むのはそれなりに経験が必要であるが、目よりも足裏で感じた方が錯覚に惑わされない。「エイムポイント・エクスプレス」は2時間ほどのレクチャーだったが、たった2時間でグリーンの傾斜を読む能力が格段に上がったのだ。
次回はツアープロも実践している「エイムポイント・エクスプレス」について、もう少し詳しく説明しよう。
(ゴルフライター・マーク金井)