サブマリン渡辺獲得? いまや阪神は元メジャーの“天下り先”
阪神が元ロッテの渡辺俊介(38)の獲得に向け調査することを、15日付のスポーツ紙が報じた。
渡辺は昨オフ、ロッテからメジャー挑戦。レッドソックスとマイナー契約を結ぶも、3月中に解雇。その後は米独立リーグを経て、現在はベネズエラのチームと契約している。
05年は15勝を挙げたサブマリンも、昨季はわずか6試合で4敗。「下手投げがいないセなら活躍できるかも」なんて声もあるが、評論家の高橋善正氏は「難しいでしょう」と言う。
「日本でもすでに落ち目だった選手。緩急で生きてきた投手は、変化球のキレがなくなれば通用しなくなる。DH制度のないセの打者は、パの打者よりもボールに食らいついていく傾向があるからなおさらです。下から投げているというだけでは通用しません。阪神も渡辺などに興味を示さず、若手投手を起用するほうが正解だと思うんですけどね……」
■貧すれば鈍す
阪神は今オフの補強がことごとく失敗。中島はオリックス入りし、左腕の宮西は日本ハムに残留。オリックスの金子も残留が濃厚だ。渡辺の調査は苦し紛れにしか見えない。