浮上する阪神西岡“中堅コンバート” 「課題は送球」と元外野手
「二遊間にこだわってやっていく。一度ポジションが変わって、そこに戻るというのは難しい」
阪神の西岡剛(30)が先日の契約更改後の会見で、和田監督が腹案としている「中堅コンバート案」に反発した。
海外FA権を行使した鳥谷がメジャー移籍した場合、中堅の大和を遊撃に回し、空いた中堅に西岡を回すこのプラン。二塁に上本、三塁には今成、新井良が控えていることから、余剰戦力となりかねない西岡がはじき出されることになるわけだが、二塁、遊撃が本職の西岡はこれまで一軍で外野出場の経験がない。コンバートするならキャンプで一から鍛えなおす必要がある。
過去に内野から外野に転向して成功した例は少なくない。入団時は遊撃手だった同僚の福留はその最たるものだろう。
■「来年31歳の西岡には酷」
現役時代は外野手だった中日OBの藤波行雄氏は西岡のコンバート案について、「彼は高い身体能力がある。守備面では問題ないと思いますが……」と前置きしてこう言った。