<第2回>日本のメディアはゴルフへの関心が低すぎる

公開日: 更新日:

――では、日本ツアーのファンはどんどん減り続ける?

 日本選手が海外で活躍することで、国内ツアーが盛り上がり、ファンが増加する効果は期待できると思う。

 プロテニスプレーヤーの錦織圭が全米オープンで決勝進出を果たした時のような報道が必要でしょう。国民の一人一人がすごく熱狂しましたよね。

 しかし、松山英樹がザ・メモリアルトーナメントで優勝しても、あれほどのテレビ報道ではありませんでした。

 錦織の活躍で国中が盛り上がりましたが、英樹の場合はゴルフファンだけです。むしろ、勝みなみチャンがアマチュアでツアー優勝した時の方が大きく取り上げられたぐらいです。だから、あの異常なまでの報道をしてくれる時代が来ない限り、日本のゴルフ界に明るい兆しは見えません。

 そういった意味でも松山にはメジャーで早く優勝争いをして欲しい。

――日本人はゴルフに対する関心が低いということですか。


 いえ、日本人のゴルフへの関心が低いとは思いません。ハッキリ言えるのは日本のメディアの関心が低すぎる。ゴルフは「その他のスポーツ」の扱いなのです。テレビを見ていても、アナウンサーが「ハイ、それではその他のスポーツです」って言ってから映像が流れてくるのが、ゴルフです。米国では考えられません。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に