ラウドルップもリスト外 アギーレ後任報道の“正しい読み方”
もうひとつは「八百長が横行していると言われる国の出身者、もしくは監督経験者」も除外されている。もちろん八百長疑惑で告発が受理されたアギーレ前監督と“同じ轍を踏まない”ためである。
「アギーレ解任に関係して、かつてスペインでプレーした川崎FW大久保が『海外だったらこういったこと(八百長)もあるし、オレの時にもあった』と話していたが、技術委員会としてはアギーレの八百長疑惑がスペインリーグの監督時代というのがネックになり、スペイン人監督とスペインリーグ経験者、あとは06年に八百長の一大スキャンダルが発覚したイタリア人監督とセリエA経験者も、技術委員会のリストから消えてなくなった」(前出の関係者)
技術委員会は、今月20日前後には後任監督と仮契約を済ませて「できるだけ多くのJリーグ(3月7日開幕)を視察してもらい、同月27日と31日の親善試合では、思う存分に采配を振ってほしい」と考えているという。タイムリミットは10日ほど。果たして諸条件を満たした大物外国人監督を連れてくることはできるのか――。