錦織圭は力負け “ビッグサーバー”イスナーに終始防戦一方
テニスのマイアミ・オープン(米フロリダ州)は2日(日本時間3日)、男子シングルス準々決勝を行い、世界ランク5位で第4シードの錦織圭(25)が同24位の第22シード、ジョン・イスナー(29=米国)と対戦。4-6、3-6のストレート負けを喫し、2年連続のベスト4進出を逃した。
錦織は、4回戦で同6位のラオニッチ(カナダ)との接戦を制したイスナーの勢いにのみ込まれた。
身長208センチから繰り出す相手の強烈なサーブに終始、翻弄された。互いに譲らず、5-4で迎えた第1セットの第10ゲーム。自身のミスショットもあり、0-40とブレークのピンチを招く。流れを引き戻そうと、ラケットを替えたが、最後はイスナーのストロークがネットにかかってインに入り、ブレークを許して第1セットを落とした。
140マイル(約224キロ)を超える高速サーブを警戒し過ぎたのだろう。逆に相手の揺さぶりにも屈した。イスナーのサービスゲームで始まった第2セットの第1ゲーム。相手のストロークミスからポイントを連取しながら、コートいっぱいに使ったワイドなサービスエースに対応できずにキープを許す。第2ゲームはサーブの精度が落ち、相手に2本連続でリターンエースを決められて、この試合2度目のブレークを許した。その後はイスナーの正確なサーブに防戦一方。合計で13本のサービスエースを決められるなど、相手のパワーに太刀打ちできずベスト8で姿を消した。