藤川球児の「男気」は本気なのか 高知入団は“腰掛け説”の根拠
「球児は阪神への恩義も感じていたようだし、実際に交渉したのは阪神のみだったと聞く。レンジャーズを自由契約になった際には、阪神の親会社内で通算220セーブを挙げた功労者として受け入れるべきという声があった。その一方で、13年に右肘の手術をしたことや、獲得によって若手の出場機会を奪うという理由で慎重な声も出たという。同じ手術を受けた松坂大輔(ソフトバンク)が復帰後、一度も一軍で投げられない状態だからね。だからオファーを出したといっても、球児が喜んで帰ってくるような条件ではなかったのではないか」
藤川はブログの中で、「僕と妻の生まれ故郷の高知で、未来のスーパースターになるチャンスを持った子供たちに僕が投げる姿を見てもらって今後の夢につなげてもらいたい」と語っている。野球人として骨をうずめる覚悟で、月給が10万~40万円前後といわれる故郷の独立リーグ入りを決めたとすれば、それを「男気」と称えるファンもいるかもしれない。
■プロ野球の選手獲得期限は7月末
しかし、「藤川の本音は違うのではないか」というのは、別の球界関係者だ。