“傲岸不遜”目立つ男子プロは「ジャンボ時代の負の遺産」の声

公開日: 更新日:

「圧倒的に強かったジャンボ尾崎の全盛時代から脈々と続いている、男子ゴルフ界の負の遺産です。ゴルフが上手なだけで社会的地位を与えられ、ゴルフがうまければ何でも許される、と勘違いしてエラソーな態度を取る。それが格好いいとでも思っているのでしょう。かつては『それは違うぞ』と叱り飛ばすウルサ型の先輩プロや大人が、周りにたくさんいたものです。そんなまともなプロはみんな引退し、レギュラーツアーにいなくなってしまった。ジャンボに憧れるのは構わないが、池田勇太の下品な服装やふてぶてしい態度など、悪いところだけをマネしている。谷原秀人、藤本佳則らも自分に不都合なことがあればすぐふてくされる。そういったジャンボに憧れてプロになった連中が、ツアーの主流を占めているから、見ていて気分が悪くなるのです」

 確かに過去にはジャンボ尾崎のおかげで男子大会の人気が上昇し、試合数が大幅に増えたこともあった。みんなジャンボにオンブに抱っこで甘い汁を吸ってきたから、ジャンボの目に余るルール違反やマナーに反した行為に目をつぶってきた。誰も面と向かって「おかしい」と注意できず、悪しき習慣だけがそのまま残ってしまったのだ。

 ツアープロ、ツアー関係者、メディアの全員が今の男子プロをつくり出したといってもおかしくない。

 いずれにしろ、男子プロにもっと礼儀正しくしろというのは、八百屋で魚のようである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3
    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  5. 5
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  1. 6
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 7
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  3. 8
    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

  4. 9
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  5. 10
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」