最悪なら全英欠場も…錦織にのしかかる過酷な「試合ノルマ」
「テニスのツアーは野球やサッカーと違って、年間を通して行われる過酷な日程です。しかも、世界ランク30位以内の選手は4つのグランドスラムの出場義務に加え、8つのマスターズ1000大会(優勝者に1000ポイント)、4つのツアー500大会(同500ポイント)にも出場しなければならない。欠場すればその都度、ペナルティーが科せられる。そのためトップ選手は罰則をなるべく受けないよう、ツアーに出場しながら意図的に手を抜く大会をつくる。例えば、世界ランク3位のマリーも今年5月の大会で疲労を理由に3回戦を突然棄権した。錦織もウィンブルドンは無理せず、8月からの試合に備えた方がいい」
「ビッグ4」に比べれば、小柄な錦織(178センチ、70キロ)は、彼ら以上の「休み」と体のケアが必要なのだ。