前哨戦8強も…錦織が改めて露呈した「芝コート」での課題

公開日: 更新日:

 勝つには勝った。

 男子テニス錦織圭(25)が18日、ゲリー・ウェバー・オープン(独・ハレ)の2回戦で勝利。2年連続でベスト8進出を果たしたものの、改めて芝での「課題」を露呈した。

 この日の錦織の対戦相手は世界ランク114位で身長196センチのブラウン(30=ドイツ)。長身を生かした200キロ超えの高速サーブとネット際のボレーが武器である一方、ラリーがめっぽう弱い。典型的な攻撃特化型選手のため、ポイントは「サーブ&ボレー」への対応だった。

 錦織は球足が速く、バウンドが低い芝のコートが苦手。芝でより力を発揮するビッグサーバー対策が今後のカギだからだ。

 錦織は第1セット、相手の威力あるサービスについていけず苦戦。5-5で迎えた第11ゲームをブレークするまで、一進一退の攻防を繰り広げざるを得なかった。

 第1セットを7-5で奪った後の第2セットはさすがに相手の動きを読んで第2ゲームから6ゲーム連取の圧勝劇。それでも、序盤から格下相手に苦しめられるようでは、ブラウン以上の高精度のサーブ&ボレーを繰り出しながら、なおかつ激しいラリーにも対応できる選手が上位争いをするウィンブルドン(全英オープン、今月29日開幕)では苦戦を強いられそうだ。

▽錦織のコメント
「今日はとてもいいプレーができた。ここでは快適にプレーできている」

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