二軍戦でも登板回避のソフトB松坂に相次ぐ「詐欺師」の声
やらずぶったくりも、ここに極まれりだ。
ソフトバンクの松坂大輔(34)が24日、予定されていた二軍戦(対広島)の登板を回避した。20日のオリックス戦から中3日。中継ぎとして3回を投げる予定でブルペンで肩を作ったものの、またしても右肩の違和感を訴えた。「試合前のキャッチボールも、ブルペンで投げたときも、あまり良くなかった。まだ、こういう状態なので、いいときも悪いときもあると思っていた」とは本人だ。
肩、肘はそもそも万全ではなかった。昨年7月は右肘の炎症で故障者リスト入り。復帰後は消炎剤の注射を受けながら投げていた。
それでも昨年12月、3年12億円でソフトバンク入り。メジャーが見限った右腕の値段がここまでつり上がったのは、おそらく巨人やDeNAとの争奪戦に発展したからだ。
3年12億円の条件を提示したのはもちろんソフトバンクだ。故障持ちの投手にベラボーな金額を提示した球団側に問題があるとはいえ、この金額で契約した松坂にも大金を手にした選手なりの責任が生じる。金額に見合うだけの成績を残せなかったり、パフォーマンスを発揮できなかったりすれば、ファンやメディアにたたかれてもやむを得ない。3年12億円の一部はもとをたどれば入場料収入。松坂にそれだけの値段をつけたのは球団でも、ファンにはカネの使い方がおかしいと声高に叫ぶ権利がある。