阪神は0-5で敗れた6日の中日戦、両軍無得点のまま迎えた七回の攻撃で先頭の今成が安打で出塁すると、続く伊藤隼の送りバントで好機を広げた。にもかかわらず、8番の藤井、9番で投手の岩崎にも代打を送らずに先制機を逸した。こうしたトンチンカンな和田采配も、巨人側に追う者の焦りを生じさせない一つの要因だろう。
7日、川崎市のジャイアンツ球場と甲子園でそれぞれ全体練習を行った巨人と阪神。巨人は坂本が「死に物狂いでやる」と言えば、阿部も「負け越すか勝ち越すかですべてが決まる」と話したものの、言葉ほどは追い詰められていない。