元ハム監督ヒルマン語る 日本人野手「メジャーで活躍の条件」
――日本人野手がメジャーで活躍するのは厳しいでしょうか?
「試合数も遠征の距離も違う。遠征地の数も違う。休養に食生活や栄養面もまた違う。いつも通りをキープするのは大変だ。そういったことはとても重要だからね。でも長いシーズンに精神的にも肉体的にも対応して、日本人選手がこちらで活躍することはできると思うよ」
――昨季、01年のイチロー以来となる首位打者、最多安打、盗塁王のタイトルを同時獲得したアルトゥーベ選手はメジャーで最も小柄ですが、日本人選手も参考になりそうですね。
「そうだね。彼は練習量をよく考えている。試合に十分なエネルギーを蓄えておかねばならないからね。そういうスタイルは日本人には一般的ではないと思う。日本人は練習をたくさんする。練習をよく考えてすること、量を制限して質を維持するということでは、日本人が学ぶ点はあるかもしれない。それと彼は食事や栄養にはとても気を使っているよ」
(聞き手=米国在住ライター・高木瑞穂)