五輪切符ゼロの男子レスリング “頼みの綱”は栄強化本部長
栄強化本部長は男女の強化責任者。男子の成績不振を理由に進退伺を提出していたが、続投が決まった。
これまで栄強化本部長は、ナショナルチームでの指導は女子に軸足を置いてきた。吉田らの担当コーチでもあるだけに、今後は女子の合宿などに男子を参加させて鍛え直すことになりそうだ。
福田会長は「戦後、男子が初めて出場したヘルシンキ五輪からこれまで一度もメダルを落としていない。それが途切れるのは大変なことだ。(栄強化本部長には)女子レスリングを一から作って育て上げたように男子にもガンガン指導して欲しい」と厳しい表情で話した。
男子の代表選手は、ライバルより力が上でも気持ちで負けている者もいる。厳しい局面も打開して勝ち続ける吉田や伊調に弟子入りして鍛えなおすべきなのかもしれない。