悪環境下の対応力不足 日本人プロは風が吹けばボロが出る
【ブリヂストンオープン】
最終日は単独首位発進のルーキー堀川未来夢(22)と1打差2位発進の稲森佑貴(21)に初勝利のチャンスだった。しかし、最大瞬間風速17.5メートルという強風に2人とも泣かされた。
堀川は「曲げないのが取りえ」というティーショットを曲げ、稲森は首位を1打差で追う17番パー3でグリーンをオーバー、「球が低く出て突っ切ってしまった」という痛恨のミスでボギーとし、優勝争いから脱落した。
4打差7位発進の松村道央(32)が67で回り、逆転優勝だった。
「(風が吹いたので)3アンダーでも追いつくチャンスはあると思っていた。ただ耐えるのではなくてチャンスが来たらバーディーを取ってやろうという気持ちだった。他の選手が風を嫌がっていたので、むしろラッキーだと思った」(松村)
松村は風対策に、重くスピン量の少ない棒球を心掛けたという。
それにしても日本人プロはなぜ風が吹くと下手になるのか。評論家の菅野徳雄氏がこう指摘する。