日韓で明暗? 米スカウトが見た“メジャー予備軍”本当の評価
「韓国はこれまで日本よりも『パワーには勝るが技術では劣る』とされていたが、近年は日本を中心に海外から指導者を招き、レベルも向上。姜の成功によって、韓国人野手の評価は上がった。しかも朴には姜を上回るパワーと技術がある。パワーヒッターの一塁手が山ほどいるメジャーで、それでも入札金が15億円を超えたのは、それだけ朴への期待が大きいということです。33歳の李大浩がメジャー挑戦を試みるのも韓国人野手の評価が上昇したいまがチャンスと判断したからでしょう」
そこへいくと日本人野手の評価は低い。日本の4番・中村剛也(西武)や中田翔(日本ハム)はもちろん、今季トリプルスリーを達成した山田哲人(ヤクルト)ですら年俸がメジャー平均(5億円)に届くかどうかというレベルだという。
■マエケンは「馬力も決め球もなし」
評価が低いのは日本人野手に限らない。一時期と比べて、日本人投手の評価もガタ落ちだ。
プレミア12に出場する広島の前田健太(27)は今オフのメジャー挑戦がウワサされ、すでに米メジャーの情報サイト「トレード・ルーモア」(電子版)ではFA選手の中で14位にランクイン。移籍先はダイヤモンドバックスが有力で、条件は約24億円の入札金に加え5年約74億円と予想している。