侍J3番濃厚のヤクルト山田 プレミア12は苦手“初モノ”続き

公開日: 更新日:

「ここから始まるなという感じですね」

 こう言って気持ちを高ぶらせたのは、ヤクルト山田哲人だ。

 3日、8日開幕の「プレミア12」に向けた日本代表の全体練習がヤフオクドームでスタート。小久保監督が「ポイントになる」と日本の軸として期待を寄せる山田は、5、6日に行われるプエルトリコとの強化試合で、3番起用の可能性もある。

 今季はトリプルスリーを達成し、飛躍的成長を遂げた山田だが、短期決戦である国際大会に向けての課題もある。

 それが「初モノ」の克服だ。3月の欧州代表との強化試合は、格下相手ということもあり、さほど影響を感じさせなかったが、先日のソフトバンクとの日本シリーズではその課題が垣間見えた。

 全5試合で19打数4安打、3本塁打、5打点の成績だった山田が結果を残したのは実質、1試合3本塁打のシリーズ新記録を達成した3戦目のみ。とりわけ初対戦の武田、バンデンハークには計1安打と自慢のバットが湿った。

 山田は日本シリーズ開幕直前、初対戦の投手に対する心構えについて、こんなことを言っていた。

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