日韓で明暗? 米スカウトが見た“メジャー予備軍”本当の評価
大リーグ公式サイトも「マエダはたぶん争奪戦になる」と報じているものの、「入札金も合わせて100億円というのは、どうみても過大評価。前田はダルビッシュ(29=レンジャーズ)ほどの馬力も球種も、田中将大(27=ヤンキース)のスプリットのような絶対的な決め球もない。それに故障で何度か登板を回避した昨シーズンからフォームが変わった。肩や肘をかばって投げているようにみえる。入札金も含め50億円がいいところじゃないか」とは、あるメジャースカウト。そしてこう続ける。
「ダルが右肘靱帯を移植するトミー・ジョン手術で今季を棒に振れば、このオフに右肘のクリーニング手術を受けた田中にしても右肘靱帯の部分断裂を抱えたまま。松坂大輔(35)、和田毅(34=ともにソフトバンク)、藤川球児(35=元レンジャーズ)らはメジャーでトミー・ジョン手術を受け、それ以降、ロクな活躍をしないまま日本に戻ってしまった。球種が豊富で制球に優れた日本人投手がメジャーで評価されているのは間違いないが、学生時代からの勤続疲労なのか、環境の違いにモロいのか、あまりにも故障のリスクが高過ぎるのです」