西武1位・多和田の地元はドラフト当日“住民総出”で大宴会
地元紙によれば、この時集まったのは実に400人。世帯数を考えれば、集落の住民ほぼ全てが集まったと言っても過言ではあるまい。
この宴会に出席した中城村の浜田京介村長は、「町おこしにも期待したい」と意気込む。
「12月の5、6日に地元の産業祭があります。実は以前から真三郎くんには『ドラフトで指名されたら、必ずその時に戻ってきてくれ。サイン会や地元の子とキャッチボールをしよう』と伝えています(笑い)。なにせ、中城村出身としては初のプロ野球選手ですからね。産業祭で真三郎くんの後援会を発足させて、そこで『私が後援会の会長に立候補してもいいですか!』なんて言って……とまあ、私個人にはそんなもくろみもあります(笑い)。村ぐるみで彼を応援していきたいですし、地域の活動にもつなげられればと思っています」
富士大に進学する時は、「え、富士大って静岡県じゃないの!? 岩手県なの!?」と目を丸くしていた多和田も、今やドラフト1位の野球選手。
中城村といえば世界遺産の中城城跡が有名だが、将来はそこにもうひとつ、「多和田真三郎の生誕地」という新たな名物が加わるかもしれない。(あすは広島1位・岡田明丈投手=大商大)