ロシア声楽家の父が告白 燕ドラ1原に授けた“欧米流教育”

公開日: 更新日:

「樹理、ようやったな」

 ヤクルトドラフト1位・原樹理(22)の父・敏行さん(82)が孝行息子の肩を叩きながら熱投をねぎらった。

 東都2部の東洋大が1部の駒大との入れ替え戦に勝利、昇格を決めた10日の試合後のことだ。

 エースとして3連投、チームを牽引した三男坊に、敏行さんが常に投げかけてきた言葉がある。

「大事なことは自己規律と自己責任。自分で責任を持って自分をコントロールできる人間になれ」

 敏行さんが言う。

「僕は子供の頃から音楽に親しみ、声楽家として仕事をしてきた。欧米の考え方に影響を受けたこともあり、日本流のやり方があまり好きじゃない。上からあれをやれ、これをやれと強制されたり、肩書が幅を利かせたりね。向こうの国々は自己責任の考えが主流。結局、最後に頼れるのは自分だけ。野球にしても、親にやれと言われてやっている子は、親からずっと、ああしろこうしろと言われてやっている。それで成功している場合もあるでしょうが、僕は性に合わない(笑い)」

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