ヤンキース田中またも一発病 開幕戦先発で痛恨の同点被弾
エース右腕がまた期待を裏切った。
ヤンキース・田中将大(27)が5日(日本時間6日)のアストロズとの開幕戦に登板。5回3分の2を1本塁打含む4安打2失点、1四球4三振だった。勝敗は付かなかった。
三回まで毎回3者凡退に仕留めて上々の立ち上がり。序盤は昨季のサイ・ヤング賞左腕カイクルにも引けを取らない内容だった。
尻上がりに調子を上げるカイクルとは対照的に田中は四回に連打を許して内野ゴロの間に1点を献上。1点リードの六回には昨季の新人王コレアに甘く入った変化球を右中間スタンドに運ばれる同点弾を浴びる。続くラスマスを四球で歩かせたところで交代を告げられた。
2年連続で開幕投手の大役を務めながら、昨季のブルージェイズ戦に次ぐ背信の投球。この試合で始球式を務めたOBの松井秀喜氏の前で開幕勝利はならなかった。
試合後の田中は「最後の本塁打は余計だった。僕がミスした球で、見逃さずに打たれた。(変化球を)相手の膝下に投げたかった」と反省の弁。