大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕
日本時間9日現在、28本塁打と、2位のオスナ(ブレーブス)に5本差をつけてリーグトップの大谷翔平(30=ドジャース)。
2年連続本塁打王に向けて視界良好だが、弱点はハッキリしている。
「内角高めを100マイル(約161キロ)近い速球で攻められることです」とは特派員のひとり。
ならば投手は、きっちりと内角高めに速球を投げ込めばよさそうなものだが、時にはコントロールミスもする。大谷はそういった制球ミスを逃さずスタンドに放り込んだ結果が28本の一発につながっているという。
「大谷と投手との間には、弱点をめぐる激しい駆け引きがあります」と前出の特派員がこう続ける。
「内角高めを速球で攻められるのがウィークポイントというのは、だれよりも本人が自覚しています。だからこそ大谷は苦手を払拭しようと目の色を変えている。多少、ボール気味の内角高め速球をあえて強引に打ちにいくあまり、凡退するケースが多い。あるいは散々、内角高めを意識させられた挙句、内角低め、もしくは外角低めの落ちる変化球で仕留められることもあります」