ハム大谷が本音を吐露 「ホームランより勝ち星が欲しい」
自分ではどう考えているのか。
「それはぜんぜん大丈夫です。感覚が変わったとか、おかしいとか、そういうのはないです」
投手として波に乗り切れない原因はやはり、制球力でしょう。
ここぞという勝負どころで力んでしまいボールになったり、自慢の真っすぐにキレを欠いてファウルや空振りが取れない。結果、カウントを悪くし、ストライクを取りにいかざるを得なくなった甘いボールを狙い打たれてしまう。肉体改造のマイナスではなく、あくまで技術的な問題、というのが本人の分析でした。付け加えれば、制球難を誘発する力みは、単なる気持ちの問題でもあります。
大谷の表情は明るく、ふさぎ込んでいるような感じはありませんでした。投手としての成績にじくじたる思いはあっても、打者として結果を残していることでうまく気持ちのバランスを取っている印象です。前例のない二刀流にしっかり順応している証拠でしょう。前回登板となった22日の楽天戦は6回3安打無失点。すでに復調の気配が見えています。