金メダル返還も潔いウサイン・ボルト
陸上男子短距離のウサイン・ボルトが北京五輪の4×100メートルリレーでチームメートのネスタ・カーターにドーピングの陽性反応が出たことを受けて、リレーで手にした金メダルを返す準備をしているそうだ。
「彼も私も何年もかけて懸命に努力をしてきたのに胸が張り裂ける思いだが、返却しなければならない。それは当然のことだ」
チームメートに気遣いながらも大人対応。今まで6個も金メダルを取ってるんだ。1個返すぐらいどうってことないといえばないんだろうが、殊勝な態度だ。
実はボルトは母国ジャマイカの20%の子どもたちが義務教育を受けられるように自分の資産を原資として「ウサイン・ボルト基金」を設立して社会貢献に尽力している。ことによるとカリブ海のどっかの島に広大な別荘のひとつやふたつ持ってるかもしれん。チームメートがしでかしたこととはいえ、メダル返還を機に、別荘ぐらい母国の子どもたちのために「お返し」するかもしれん。自分が得た財産をしっかり社会に還元するようでなくちゃ真の尊敬は集まらない。