今年も全英前哨戦で棄権…錦織の体は6月に悲鳴をあげる

公開日: 更新日:

 昨年の再現だ。男子テニス錦織圭(26=世界ランク6位、第2シード)は15日、ゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ・芝)2回戦を前に棄権した。会見で錦織は「痛みがある。本当に残念。初戦で痛めた。(左脇腹は)リハビリができる箇所ではない。休むしかない」と言った。

 昨年のこの大会は準決勝の途中だった。イタリアのアンドレアス・セッピ(当時同45位)相手の第1セットで左ふくらはぎ痛により途中棄権した。その前日の試合終盤、サービスの際の着地で痛みを感じ、準決勝はテーピングして臨んだが、試合開始から15分も持たなかった。このとき錦織は、9日後に迫った全英(ウィンブルドン)のため無理をしなかった。

 その全英は1回戦でイタリアのボレッリをフルセットの末に破ったものの、3時間20分を超える激闘で完治していない左ふくらはぎの状態は悪化。痛みが引かず2回戦の開始直前に棄権した。

 今年もゲリー・ウェバーOPが11大会目。3月には国別対抗戦のデビス杯もあり、全仏まで体力の消耗が激しいクレー(赤土)を4大会こなして開催地のハレにやってきたのは、昨年と同じだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド