有村智恵とイ・ボミ…女子プロゴルフ“似た者同士”の明暗
【アース・モンダミンカップ】
わずか4年間でここまで立場が大きく入れ替わるのも珍しい。米女子ツアーから撤退した有村智恵(28)と、いまや人気、実力ともナンバーワンになったイ・ボミ(27)の2人である。
有村は2009年に自身最多となる年間5勝を挙げ、賞金約1億4000万円を稼ぐなど、大ブレークした。それからは「日本ツアーの顔」として女子プロ人気を牽引した。一方、10年に韓国ツアー賞金女王に輝いたイ・ボミは、翌11年から日本ツアーに参戦した。
当時、有村は159センチ、57キロ、イ・ボミは158センチ、56キロ。背格好だけでなく、顔つきまで似ていたことから、ギャラリーのみならずカメラマンまで混乱するほどの“似た者同士”だった。
ところが肝心のゴルフではイ・ボミは有村にかなわず、1年目は有村の3勝、賞金ランク3位に対して、未勝利、賞金ランク40位だった。翌12年になるとイ・ボミが伊藤園レディスで有村をプレーオフで下すなどツアー3勝。勝ち星は同じだったが、賞金ランク2位に躍り出てランク3位の有村を上回った。