勝った松鳳山に嫌み質問 目に余るNHKの“稀勢の里びいき”

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 綱とりムードが、一気にしぼんだ。

 弟弟子の高安(26)と共に、トップタイの8勝1敗で10日目に臨んだ大関稀勢の里(30)。前日は白鵬日馬富士の両横綱に相次いで土がつき、綱とりへこれ以上ない追い風が吹いた、はずだった。

 しかし、好事魔多し。松鳳山に立ち合い変化でかわされると、両手を土俵にバッタリ。支度部屋でモニターを見ていた力士、記者らも「え?」と目がテン。これで2敗力士が5人となり、いよいよ賜杯の行方がわからなくなったのだ。

 これには日本人横綱を待望する相撲協会、ファンもガッカリだが、落胆極まりないのが大相撲を中継するNHKだろう。

 勝利力士インタビューで松鳳山を呼んだはいいが、あろうことか、「綱とりを狙う大関に勝った気分はどうですか?」と、嫌みな質問。「せっかくの綱とりムードに水を差しやがって」という本音が透けて見えるようだった。

 7敗と後がない松鳳山にすれば、相手が誰だろうと関係ない。「自分も常に上位と相撲を取りたいので」と答えたものの、心ない質問に面食らったのは間違いないだろう。

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