東京五輪“金30個”目標で浮上する「メダル年金」導入案

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 スポーツライターの工藤健策氏が言う。

「国内は明るい話題がほとんどない。ニュースやワイドショーは朝から晩まで五輪、五輪です。財務省は10日に、国の借金の総額が1053兆4676億円と発表した。国民1人あたりにすれば、約830万円の借金を抱えていることになる。貴重な税金は必要なものに優先して使われるべきで、東京五輪関連の予算は圧縮すべきです。それでも今後は選手強化、テロ対策などで五輪予算はどんどん増えていくでしょう。そもそも、努力してきた選手が五輪でメダルを取るか、取らないかはあくまで結果。国力を誇示したい共産国ではないのですから、国がメダルの数にこだわるのはいい加減やめるべきです」

 だがしかし、五輪のことなど、どこまでわかっているか甚だ疑問の丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣は12日、NHKなどのインタビューで、20年東京五輪の金メダルは、前回64年の東京や04年アテネ大会で獲得した過去最多の16個を大幅に上回る30個を目指して欲しいと言った。

 選手に多くのメダルを取らせるにはそれまでの強化費はもちろんのこと、ニンジンをぶらさげるのは常套手段だ。

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