ベンチで一喜一憂…2位転落のSB工藤監督に問われる真価

公開日: 更新日:

 ついに頂点の座から転げ落ちた。

 ソフトバンクは25日、本拠地福岡で、楽天にまさかの逆転負け。2位日本ハムが勝ったことにより、4月19日から守ってきた首位を明け渡す羽目になった。

 こうなると、いよいよ真価が問われるのが工藤監督(53)の手腕だろう。就任1年目の昨季は2位日ハムに12ゲームと圧倒的な差を見せつけ、リーグ制覇。その勢いのまま、日本シリーズでもヤクルトを蹴散らした。当時の工藤監督は「泰然自若としている」と絶賛され、立ち居振る舞いにも余裕が感じられたものだ。

 それが今やどうだ。昨季トリプルスリーの柳田がライバル球団の四球攻めで調子を崩すと、4番の内川も不調。負けが込み始めると、工藤監督も次第に落ち着きを失った。松田を1番に置くなど打線をアレコレといじくり、試合中もベンチで一喜一憂。あるコーチは親しい関係者に、「工藤監督が動くとロクなことがない。指揮官が動揺すれば、すぐに選手に伝わるのに」と愚痴をこぼしていたという。

 ゲーム差に余裕があれば、どんな監督だってデンと構えて采配を振ることができる。問題は逆境に陥った時、変わらず冷静な態度でいられるかどうか、ではないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”