著者のコラム一覧
中山竹通

1959年12月20日、長野県出身。池田工(長野)卒業後、国鉄の下請け会社、富士通長野に勤務しながら競技生活を続け、83年に創設メンバーとしてダイエー陸上部へ。1万メートル、マラソンの日本記録を作り、88年ソウル、92年バルセロナと、五輪男子マラソンで2大会連続4位。引退後は、高校、大学、実業団の監督を務めた。

<第9回>暮れの五輪選考レースは3月にもう始まっていた

公開日: 更新日:
86年アジア大会(ソウル)男子マラソンで優勝した中山/(C)共同通信社

 ヘルシンキのワールドゲームで1万メートルの日本記録を作ったのは87年7月でした。ソウルオリンピック前年で、どうしても瀬古利彦さんの記録、27分42秒を破っておきたかった。

 ソウルの代表選考は、暮れの福岡国際マラソンの一発勝負に決まっていました。主催者側の事情で、東京、び…

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