ゴメス解雇も心配なし 金本阪神“超変革トリオ”が穴埋める
3人束になればゴメスの代わりになるか。
16日に秋季キャンプを打ち上げた阪神の金本監督は「(選手は)本当に頑張った。ハード過ぎるかなという思いがあったが、一から鍛えて、つくっていこうという方針があった。少々ケガ人が出てもいいかなと、それぐらい追い込んでいこうとね」と、満足そうに言った。
若手主体のキャンプは、フリー打撃や特打などで1日1000スイングがノルマ。金本監督はキャンプ中、お気に入りの北條に直接打撃指導するなど、高山、原口らとともにさらなる成長を期待している。
阪神は、今季22本塁打、79打点のゴメスを解雇した。金本監督は、北條、高山、原口の奮起を促すために、大砲ゴメスをクビにしたのではないか。
3人の今季の本塁打と打点を合わせると24本塁打、144打点。来季、この数字を上積みすれば、ゴメスの抜けた穴は埋まる。
とはいえ、「超変革」の象徴として名前を売った3人だ。オフは、ゴルフや「お座敷」の数も増えるに違いない。それを知っている金本監督は「このキャンプは来年のためにやっている。12月、1月をどう過ごすかだ」とクギを刺すことを忘れなかった。