打撃も米国人好み ベイ筒香に数々の“メジャー向き”要因
「今すぐメジャーに行けば、年俸3億円どころじゃありません」
ある代理人事務所の関係者は、1日に年俸2億円増の3億円で更改したDeNAの筒香(25)についてこう言っている。
「成功例が多い投手と違い、野手は総じて評価は辛めになる。それを差し引いても、今オフにポスティングでメジャー挑戦をした場合、若さを加味すれば最低でも4年20億円はいくでしょう」
侍ジャパンの4番候補でもある筒香は今季、打率.322、44本塁打、110打点で本塁打、打点の2冠を獲得。日本屈指の大砲は将来的なメジャー志向があるといわれ、米球界でもその名が浸透してきているという。
さるメジャー関係者は「筒香は米国人好みの打撃スタイルだ」と、こう続ける。
「彼は力がある上に、ボールを捉える技術が高い。ポイントは投手寄りで、軸足に体重を乗せボールを潰すようにインパクトするという打ち方だから、飛距離は出る。狭い横浜スタジアムを本拠地にしているが、彼は外野スタンドの上段まで飛ばすし、凡打を見ても、完全に打ち取られたという打席は少ない。打者の手元で動く球が多いメジャーでもアジャストできるはず。さらに言えば、メジャーの公式球は日本のそれよりも硬い。筒香の打撃スタイルなら、日本以上に飛ばす可能性もある。日米の投手の能力差はあるが、打率3割、30本塁打も夢じゃない」