森福二軍落ちで総崩れ…巨人26億円FA補強“失敗の元凶”

公開日: 更新日:

 巨人OBの評論家、高橋善正氏が呆れる。

「フロントの調査不足ですよ。山口俊は昨秋のクライマックスシリーズの登板を右肩痛で回避している。当然、事前に念入りに調べてしかるべきですが、春のキャンプのメンバーを発表した際、最初は二軍メンバーに入れながら、直前にリハビリ組の三軍に変更している。球団が本当の症状を把握していなかった証拠でしょう。陽岱鋼だってそうです。足の故障は、恐らく日本ハム時代からでしょう。13年に47盗塁でタイトルを獲得してから、盗塁数は20、14、5と目に見えて激減している」

 そうでなくてもこの3人、30億円の大枚をはたいてまで獲得するほどの選手ではない、という意見が当初からあった。

「陽はこれまで一度も3割をマークしておらず、山口俊は2ケタ勝利を挙げたのが11勝(5敗)をマークした昨年の一度だけ。森福だって最近は、セットアッパーというより、ワンポイントという役割しか与えられていなかった。3人ともに全盛期を過ぎているのは明らかで、フロントの『目利き』という点においても大いに疑問が残ります」(前出の高橋氏)

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