高校サッカーの頂点に 青森山田監督「勝てる組織」を聞く
【プレミアリーグはEAST10チーム、WEST10チームに分かれてホーム&アウェー戦を戦う。それぞれの下位2チームは翌年度、下部リーグのプリンスリーグに自動降格する。青森山田高はプレミアリーグが創設された11年以降、プリンスリーグに降格したことは一度もない】
■「技術は欧米選手と遜色ないが…」
――日本高校選抜(高校選手権の優秀選手らで構成)の監督としてドイツに遠征してデュッセルドルフ国際ユース大会(4月13~17日)に参加。2勝1分け1敗で予選リーグ敗退となりました。
「引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる試合でたった一瞬、ほんの1秒ほど選手の集中力が途切れ、1本のシュートを決められたことで決勝トーナメントに進出できませんでした。大会で5試合をこなして唯一の失点でした。日本人は、テクニック的には欧米の選手と比べて遜色はありません。しかし、勝利への執念だとか、我慢比べの局面での粘り強さだとか、そういった部分は、まだまだ鍛えないといけないと感じました。まさに《心》の部分です」
――ドイツ遠征でプレミアリーグの浦和ユース戦と市立船橋高戦は指揮が執れず、4月22日の大宮戦が今季初采配となりました。後半の3得点で3―0と快勝しました。