水面下で有望選手と接触 メジャースカウト日本視察の実態
レンジャーズのダニエルズGM(39)が去る11日、日本ハムの大谷翔平(22)を視察したことが話題になった。メジャーの編成責任者が、シーズン中のこの時期に、左太もも肉離れで離脱中の選手を見るためだけにわざわざ日本にやってきたのであれば異例だが、日本で動いているのはレンジャーズに限らない。
12日の日本ハム対ロッテ戦はドジャース、レッドソックス、カブス、ナショナルズ、アストロズなどのスカウトがチェック。同日のDeNA対阪神戦はエンゼルスのスカウトが観戦した。この日の試合に合わせて来日した米国人スカウトも何人かいたほどだ。
「最大の目当ては大谷だったと聞いています」と、西海岸のさる代理人関係者がこう続ける。
「普段、米国にいるスカウトは前もって来日の日程を組む。交通の便が良くて日本人がアテンドしやすく、雨天中止のない東京ドームの日本ハム3連戦は5月12~14日のロッテ戦だけです。そこで見るのがベストだと早い時期にスケジュールを組んだものの、大谷は離脱してしまった。なので、とりあえずドームでメジャー志向のある有原や涌井を見たのでしょうが、彼らは大谷だけをチェックしに来たわけじゃない。DeNAの筒香や西武の菊池の試合も、どこかで見たはずです。ダニエルズGMにしても、わざわざ動けない大谷を見に来たとは思えませんからね」