金本流でもうひと皮…阪神オフの補強はやっぱりFA中田翔

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 そこで今季、国内FA権を取得した日本ハム中田翔(28)だ。

 昨年まで3年連続100打点をマーク。2014年と昨年は打点王を獲得したリーグを代表する長距離打者で、侍ジャパンの中軸を務めている。一時はFA権を行使しての阪神入りが確実視されたものの、今月に入って一部スポーツ紙が、阪神の球団首脳が中田争奪戦に加わらないと明言したと報じた。

 中田獲得は生え抜きの若手育成を重視、中谷やルーキーの大山(22)に中軸の経験を積ませている金本監督の方針に逆行するというのが記事の根拠になっている。

 今季の中田は19日現在、2割6厘、16本塁打、64打点。打率はパの規定打席に達している打者の中で最下位という成績不振も「不要論」を後押ししているのだろうが、中谷や大山が力を付けてきたのは事実でも「エースと4番打者」クラスの選手は育ててどうにかなるものではない。

「金本監督は広島の胴上げを目前にして、改めて猛練習や意識改革の限界、素質の重要性を痛感したのではないか」と、さる球界関係者がこう言った。

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